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加古川・寺家町商店街の土曜夜市、今年で47年目 新たなつながりも

土曜夜市をPRする立岩さん

土曜夜市をPRする立岩さん

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 加古川の寺家町商店街(加古川市加古川町)で7月30日と8月6日、土曜日の商店街を夜店で楽しむ「土曜夜市」が開催される。今年で47回目。

商店街に掲げられた「のぼり」

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 寺家町商店街は、加古川駅前旧西国街道沿いの東西470メートルにわたる商店街。1969(昭和44)年から、地域への感謝を込めて毎年「土曜夜市」を開催している。

 「子どもの時、この時期になると日が落ちるのが楽しみで楽しみでしょうがなかった」と話すのは商店街組合副理事長の立岩成晃さん。「普段、きっちりとした服装の呉服屋の店主や、そろばんをはじいている商売主がハッピを着て、楽しんでいる姿が不思議と楽しくて」とも。

 イベント当日は約30店が出店する予定。催しでは地元で恒例の「鬼退治」をはじめ、ガラガラ抽選会やダーツゲームなどを用意。メイン会場では「音楽ステージ」や「お化け屋敷」も。そのほか、5年前まで好評だったものの道具の老朽化に伴い中止を余儀なくされた「宝探しゲーム」も今年は復活するという。

 47年間続く商店街のイベントについて、立岩さんは「土曜夜市は全て商店街が用意して開催していたが、当初に比べると商店街の店舗数自体も随分減った」とまちの変化を話す。「しかし、近年では『私、こんなことができますよ』と、商店主以外から関わってくださり、盛り上げてくれる人が年々増えてきている」という。「商店街の場を活用して、そういったつながりが増えていくことはうれしく思っている」と立岩さんは話す。

 第47回土曜夜市は7月30日と8月6日。時間は両日とも17時~20時。

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