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加古川のチャリティーショップで東北のおばあちゃん手作りニット小物販売 兵庫と東北つなぐ

手作りのニット小物を持つ東加古川店店長の村崎恭子さん

手作りのニット小物を持つ東加古川店店長の村崎恭子さん

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 加古川の古着や服飾雑貨を販売するチャリティーショップ「FREE HELP(フリーヘルプ)東加古川店」(加古川市平岡町新在家)で1月15日から、「東北のおばあちゃん」が手作りする小物作品が販売されている。

「東北のおばあちゃん」の手作り小物

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 東京電力福島第1原発事故から避難し、仮設住宅暮らしをする福島県国見町の年配女性5人が毛糸を使って手作りした小物作品を販売する。阪神大震災から20年を迎えた昨年1月に長田店で開催、東加古川店での開催は初めてとなる。

 開催にあたり同店では、昨年11月から作品製作のための毛糸や編み棒の提供を広く呼び掛けていた。フェイスブックで発信したところ「毛糸を持っていきたいが、まだ間に合う?」という問い合わせや、遠方からも郵送されてくるなど、多くの反応があったという。

 商品は、毛糸花丸座ぶとん(800円)、アクリルたわし(200円~)、ハンドウォーマー(500円)、パッチワークポーチ(1,000円)など、計30点。

 さまざまな人から寄せられた毛糸を組み合わせて製作された商品は、彩り豊かで日常使いができるものを中心にそろえている。「商品を手に取って気に入ったものを見つけてもらいたい」と話すのは同店店長の村崎恭子さん。売り上げは、全額福島県国見町の仮設住宅で生活している人らに寄付される。

 同店を運営する「NPO法人フリーヘルプ」は、東日本大震災以降、衣類や生活物資を現地に届ける活動を続けてきた。仮設住宅の暮らしは高齢者中心で、これまで農業に従事してきた人がほとんど。今でも仕事がなくなり孤独を感じている人も多いという。

 同法人代表の西本精吾さんは「(現地のお年寄りは)つながっていることが一番の喜びだと感じている」と話す。「こういった交流自体が見捨てられていないという思いにつながる」とも。

 村崎さんは「このつながりを大事にして、震災のことを風化させないようにしたい。何かあったときに助け合える関係性をつくることができれば」と話す。

 同長田店と同時開催。期間中は、作品販売のほか作品を作る様子や仮設住宅での暮らしの様子を伝える展示も行われる。

 営業時間は11~17時。日曜定休。展示販売は、3月中旬までを予定。

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