高砂の古民家を改装したカフェ「slow cafe {toco-toco}(トコトコ)」(高砂市高砂町、TEL 079-490-3565)が7月8日、4周年を迎えた。
オープン4周年を迎えたカフェトコトコのモーニングセット(650円)。
同店は2013年、空き家となっていた築約100年の古民家を改装してオープン。店名は、店主・枡田倫子さんが「ゆっくりと歩いて前に進む」という思いを込めて名付けた。
この古民家を選んだ理由について、枡田さんは「外観を見たときに窓を覆う格子が気になっていた。中を見たところ2階が取り壊され、太い天井の梁(はり)まで見えていた雰囲気が気に入って一目ぼれした」と話す。
加西出身の枡田さんは「高砂に来て最初は地域のことが分からなかったが、近くの人たちにいろいろと教えてもらい支えてもらって4周年を迎えられた」と振り返る。
店内では手作りのパンやプリンを提供し、自然食品にこだわったランチが人気だという。メニューは全て卵を使っていない手作りのもので、プリンなども卵の代わりにカボチャを使った独自の製法で調理。卵アレルギーを持つ人でも安心して食べられるという。
店の近くに住み、月に2、3回は訪れるという五十嵐さんは「空き家になっていた場所で頑張って店をしているので、続けてもらいたいと応援する気持ちで店に来ている」と話す。
枡田さんは「これからも、子どもからお年寄りまで幅広い世代に、親しい人や家族に出す気持ちで安心して食べられるものを提供していきたい」と話す。
営業時間は8時~18時。月曜定休。