高砂市青年の家(高砂市高砂町)で12月2日、子ども向けワークショップ「ホウキセットをつろう」が開催された。
青少年の育成のための研修施設「高砂市青年の家」と、ビルメンテナンスなどの清掃業を行う「清光社」との協働で開催された同イベント。「掃除を楽しく遊びながら好きになろう」をコンセプトに、ホウキとチリトリの型紙キットを装飾して、オリジナル作品を制作した。
当日は、幼稚園から小学生の子どもと保護者35人が参加。講師を務める絵描きのメルヘンりえこさんの説明を聞きながら、折り紙やクレパス、シールなどでホウキとチリトリを装飾し、1時間半かけて作品を製作した。
講師のメルヘンりえこさんは「掃除は楽しくないというイメージが強いと思う。ホウキやチリトリを使ったことがない子どもでも、自分で作ったものなら愛着があって、使ってみたくなる。掃いて遊ぶことで掃除を好きになるきっかけをつくれたら」と話す。
思い思いの作品を制作した後は、紙で作った落ち葉を使って、掃除ゲームを楽しむ子どもらの姿が見られた。親子で参加した藤岡さんは「(子どもたちは)普段からものづくりが好きなので夢中になっていた。家だと散らかしてしまうが、遊びながら掃除ができるので片付けにもぴったりだと思う」と感想を話した。
りえこさんは「ゲーム感覚で掃除をしてもらえるアートイベントは他ではあまりないと思う。今後は、もっとたくさんの子どもたちに体験してもらえる機会をつくりたい」と意気込む。