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高砂のサッカークラブが20周年 絆培い兄弟のような関係目指す

A.C高砂のメンバーたち

A.C高砂のメンバーたち

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 高砂市内の小中学生にサッカーを指導するサッカークラブ「A.C高砂」が今年で創立20周年を迎えた。

三菱重工グラウンドでの練習の様子。

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 高砂市内には7つの中学校があるが、サッカー部があるのは3校のみ。残りの4校に通う生徒がサッカーを行うにはクラブチームに所属する必要がある。保護者からの要望もあったことから1998年、その受け皿として代表の小南雅晴さんらが同クラブを設立した。

 同クラブでは、サッカーの技術よりも学ぼうとする素直さや謙虚な姿勢を持つこと、みんなが少しだけ幸せになれる知恵を絞ることを基本理念としている。

 「A.C高砂のA.Cはオールコミュニティーの意味。人の輪、絆を培い、人のことを考えられる兄弟みたいな関係のチームを目指している」と小南さん。コーチの鍵谷友憲さんも「一つ上を目指すために、頭で考え抜く力を身につけてもらえるよう指導している。将来ずっと友達になれる関係を築いてもらいたい」と話す。

 同クラブは6年前、小学生の受け入れも開始。現在、小学生40人、中学生33人が参加し、火曜から日曜までのほぼ毎日、市内のグラウンドや近隣の中学校などで練習を行っている。

 キャプテンでDFの岩谷勇陽さん(中2)は「A.C高砂は仲の良いチーム。学校行事でも人の役に立てることを考えて活動し、行動を先生にも褒めてもらえている。このクラブで学んだことが学校生活でも生きている」と話す。

 20年を迎えたことについて、小南さんは「設立当初11歳の子が今年31歳になったことで20年たったことに気付いた。子どもに遊んでもらってエネルギーをもらってきた。これからも基本理念を変えずに社会に出たときに役立つ指導を続けていきたい」と抱負を話す。

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