学問の神様、菅原道真をまつる曽根天満宮(高砂市曽根町)で「春祭り」が開催される。
同天満宮で道真の命日3月25日・26日に開かれる伝統行事。古くから道真の威徳をしのび、献書、献画、献花、献木が行われてきた。
今年は鹿嶋盆栽会による盆栽展や、日本フラワー作家協会北野教室の生け花展、曽根天満宮の氏子区域内の各小学校から書画約300点が奉納される。
曽根天満宮婦人会によるお茶席(300円)も用意され、昨年は500人を超える参拝者が春の訪れをお茶とともに楽しんだ。同祭りは植木市が開かれることから「花の会」としても知られている。
曽根天満宮は、菅原道真が九州大宰府へ左遷された際に曽根天満宮西方の日笠山に小松を植え、後に四男の淳茂(あつしげ)が父ゆかりの地として社殿を建てまつったのが創始とされる。
曽根天満宮禰宜(ねぎ)の曽根潤さんは「おいしいお茶とお菓子を用意しているので、暖かい春のひとときをゆっくり過ごしてもらいたい」と話す。