「宝殿民謡発表大会」が4月8日、高砂市文化会館(高砂市高砂町朝日町1)じょうとんばホールで開催される。主催は宝殿民謡会。同大会は5年に1度行われ、今回で7回目。
同会は1983(昭和58)年4月に結成し、今年で35周年。結成当初の生徒は宝殿の人が多く、指導者の自宅が宝殿の地域だったことから宝殿民謡会になったという。現在は15歳~90歳の老若男女が所属し、夫婦や親子3世代で参加している人が多いという。同団体の指導者で会主の中岡順子さんは、150人弱の生徒を西は上郡から東は明石までの15の教室で教えている。
民謡の魅力について、中岡さんは「声を出すので健康に良い。民謡にでてくる場所へ気持ちの旅行ができる」と話す。
当日は、銭太鼓と傘踊りや民謡のプロである成世昌平さんや望月太八文さんがゲスト出演。ほかにも、民謡の踊り「しげさ節」や「加古川節&デカンショ節」、男性合唱や女性合唱など100演目を休憩無しで8時間を上演する。
中岡さんは「この地域で民謡の発表会をしているのは当団体くらい少なくなった。民謡の火を消さないようしていきたい。日本の伝統なので」と思いを話す。同会の橋本宇一さんは「一人でも多くの地域の方に聴いてほしい」と呼び掛ける。
9時30分開場、10時開演。先着200人に粗品を用意。入場無料。