高砂市立図書館(高砂市米田町)が「雑誌スポンサー制度」を導入して半年がたった。
同制度は、図書館に並ぶ雑誌の購入費を企業、商店、団体に提供してもらうことで、雑誌の最新号のカバーに広告を掲載できるもの。図書館は、その収入で新たなジャンルの雑誌を購入することで、雑誌コーナーを充実させ、利用者のサービス向上につなげることができる。
同館では、趣味、教養、ファッションなどさまざまなジャンルの雑誌約140誌を取り扱う。同制度導入以来、現在までに3団体から5誌のスポンサーが付き、今月は新たにファッション誌やスポーツ誌など4冊の雑誌を購入したという。
近年、雑誌スポンサー制度は全国的に広がりを見せており、東播磨地域でも同館のほか、加古川市の2つの図書館がすでに同制度を導入している。
同館の大塩正一館長は「この制度を通じて図書館と地域住民と地域団体が結びつき、地域に貢献できるシステムになれば」と期待を込める。