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高砂にアートギャラリー 陶芸と和紙作家の2人展、200点展示

作品を手にとって鑑賞する来場者

作品を手にとって鑑賞する来場者

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 高砂に6月16日、アートギャラリー「ギャラリー集 shu-」(TEL 090-1480-4270)がオープンした。

陶芸と和紙の作品が並んで展示されている

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 同ギャラリーは、2階建てで全面黒色のシックな造り。吹き抜けのある開放的な室内は、1階に4.5畳の和室、2階に仕切りのないフローリングの空間をそれぞれ用意する。

 同ギャラリーオーナーの谷名世津子さんは、16年前に「良ければギャラリーとして使ってもらえたら」と声が掛かったことをきっかけに、移動ギャラリーとして「ギャラリー集 shu-」を開設。これまでに、古民家やモデルルームなどの空間を借りてアートの展覧会を企画してきたという。

 「古民家を借りていた時ののびのびした空間と、現代アートの展示もできる広さのある空間を持てたらと、自分のギャラリーを持つことを決めた」と谷名さん。「ギャラリーは制約のある空間だからこそ、作品がどう生き生き見えるかを考えるのが面白い」と話す。

 同ギャラリーオープンの最初の企画として、陶芸作家の市野勝磯さんと和紙作家の遠見和之さんによる2人展「涼感」を6月24日まで開催している。2年ぶりとなる同企画展では、ギャラリー全館を使って、それぞれの作品を100点ずつ展示。素材の異なる作家2人の「化学反応」が見られるという。

 「展覧会では、企画に至るまでに自分自身が作家さんのファンになる。自分がいいなと思った部分を皆さんにも見てほしいという気持ちで毎回開催している」と谷名さん。

 「アートや工芸は、ときめいたり、感動したり、自分の感覚に素直になれるところがいいところ。嫌いだと感じることも含めて、自分でも知らなかった自分の価値観に出合うきっかけにしてほしい」と話す。

 開館時間は11時~18時。

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