高砂市中央公民館兼伊保公民館(高砂市伊保東)で8月4日、親子向け防災教室「災害発生から3日間のメニュー・非常食を親子で作ろう」が行われる。
自由研究のヒントとなるような企画を提供する高砂市中央公民館兼伊保公民館
近年、全国各地で見舞われる大規模自然災害を受け、親子で学んでもらおうと「子どもの命を守るために!『知る』ことは命を守ること」をテーマに行う同イベント。近畿地方では今年6月、大阪府北部地震が発生したほか、7月7日は大雨の影響により同公民館も加古川流域の避難勧告で十数人の避難者を受け入れた。
イベント当日は、一般家庭でも簡単に用意できる食材を使って非常食を作る方法とレシピを紹介する。期間保存できる保存食を備蓄していなくても、普段の食料品で1年程度保存できる物の紹介や、繰り返しうまく消費することで経済的な負担を意識せず、自然な備蓄を実現できる方法をレクチャーする。
災害発生時、ライフライン復旧までに、カセットコンロを使ってビニール袋でご飯を炊く方法やスナック菓子を使ったポテトサラダ、無洗米と缶詰やトマトジュースを使ったチキンライスなど、緊急時の調理法も紹介する。
同公民館館長の横道隆一さんは「市販の非常食試食会も予定している。幸いにも当地域では大事に至ることはなかったが、さらに想像を超える大自然災害が起きたことを想定し、場合によっては新たな食材を調達できず自宅に数日間留まらなければいけないような状況を考えている」と話す。
開催時間は10時~11時30分。対象は小学生とその保護者(保護者のみの参加可)。参加無料(要事前申し込み)。同公民館(TEL 079-447-2247)で受け付ける。
同教室では、8月5日には「親子で力を合わせて防災ラジオを作ろう」(有料)も予定している。