高砂市出身のプロ棋士村田智弘六段の名前を冠にした将棋大会「第1回村田杯争奪戦」が10月8日、高砂市文化保健センターで開催された。主催は、日本将棋連盟高砂支部。
市内の将棋文化の普及と技術向上を目的に初めて開催する同大会。当日は、高砂市内のほか、明石市や姫路市、遠くは大阪府や岡山県などから、計104人の腕自慢が集まった。
大会では、当初、参加者の実力に応じて3つのクラスを設けていたが、小学生の参加者が多く、急きょ「小学生の部」を設置した。
対局が始まると、参加者たちはプロ顔負けの真剣なまなざしで将棋盤を見つめ、中には自分の祖父ほどの年齢の相手を打ち負かす子どもの姿も見られた。
日本将棋連盟高砂支部好田隆支部長は「第1回の大会としては多くの人が参加してくれた。今後、第2回、第3回と回数を重ねていき、もっと将棋文化を高めて、将来この大会からプロ棋士が生まれてくれればうれしい」と笑顔を見せた。
会場ではほかにも、特別審判員として招かれた村田智弘六段による指導対局が開かれ、大会を盛り上げた。