高砂市西畑1丁目と高砂町老人連合会が「第19回自治会・子供・老人会輪投げ大会」を8月11日、高砂公園(高砂市西畑)で開催した。
同大会では「バウンドした場合は無効」「同点の場合のプレーオフ」「年代や性別に合わせた投輪距離」など参加者に公平なルールを定め、1回9本の投輪げを3回行い合計得点を競った。
西畑第1老人会と高砂町老人連合会の会長を兼任し、第1回からの発起人でもある植原隆義さんは「地域の三世代参加を目指すため、参加者に公平なルールで大会を運営している」と話す。
当日は競技参加者、応援を含む約100人が参加。「おじいちゃん、やったー!」「ばあちゃんがここから見とったるからな」と応援の声や拍手が飛び交い、ほのぼのとした戦いが繰り広げられた。「ここ太陽が当たってきたから、おばあちゃん、こっち座りよ」と孫が祖母を気遣う世代を超えた輪投げ大会ならではのやりとりも見られた。
今年の最高齢参加の小南慶三さんは91歳。小南さんは「ひ孫も応援に来てくれとんやけど、アカンわ~。グランドゴルフとカラオケなら自信あるんやけどな~」と開催史上初の三世代ならぬ四世代参加になったことを話す。
西畑老人会部門で優勝した大畑悦子さんは「実はインターネットで輪投げのテクニックを研究していた。やりました」とわずか1点という近差で優勝を勝ち取った喜びを語った。
植原さんは「年々暑くなるこの時期だが、みんなの元気な笑顔が見られて、世代を超えた交流ができることがうれしい。夏風邪か夏バテか今日は僕が一番、体が重かったけど元気をもらえた」と笑顔を見せた。