高砂で古民家改修や町並みについて考える「高砂で古民家リノベーション塾 第1回高砂のコンセプトを考えよう」が8月4日に高砂商工会議所(高砂市高砂町)で開催された。主催は古民家リノベーションで楽しく。
同団体の水田ことみさんは40年前に高砂に引っ越し、現在高砂市役所に勤務。かつてあった古民家がなくなり、空き地や空き家が多くなってきたことに危機感を感じ、高砂の町並みを次の世代に残していくことを目的に活動をはじめた。同イベントでは市内外から高砂地域や古民家改修に関心をもつ50人が参加した。
「篠山城下町ホテルNIPPONIA」など地域の歴史文化を活かし、古民家の空き家を改修して再生を行ってきた一般社団法人ノオト代表金野幸雄さんより「歴史的資源を活用した観光まちづくり」について講演が行われ、参加者には講演のお供として既に古民家をリノベーションして商いを行っている「季のしずく」のアイスコーヒーや「まどいせん」のケーキが振る舞われた。
その後グループに分かれ、「高砂の良さとは何か?」について参加者同士で意見を交換しあった。参加者からの発表として「元気でおせっかいな地域コミュニティがある」、「古い町並みが残っており、路地が魅力的」、「町が人のためにあるように感じる」などの意見があがった。
水田さんは「イベントを開催してみて高砂地域に関わってみたいという方が多くいることがわかった。街全体で古い町並みを残していくためにも今後は古民家所有者の方と一緒になって考えていきたい」と意気込む。
第2回は8月25日15時~高砂商工会議所にて開催。要申込。