小学生を対象にした「夏休み書道教室」が8月2日、高砂公民館(高砂市高砂町)で行われた。
同教室は、同公民館館長の辻清光さんが多くの市民に公民館に来てもらおうと企画し高砂南高校書道部に依頼。昨年夏休みに初めて行われ、今年が2回目。小学1、2年生の児童には高校生1人がマンツーマンで指導し、時折一緒に筆を持つなどして熱心に指導を行った。
辻さんは「高砂南高校書道部は書道パフォーマンスを行っていて、年に一度の公民館まつりで披露してもらっている。大人が教えるよりも年齢が近く身近な存在の高校生が教えた方が子どもたちも上達するのではないかと思い企画した」と話す。
同部顧問の中道千尋さんは「地域に根ざしてイベントに参加し貢献できれば」と引き受けた理由を話し、指導に当たる13人の部員たちは事前にお手本を書くなど準備を進めていた。
この日は夏休み中の地元小学生21人が参加。同部部長で2年生の天川彩衣さんは「筆の入る形や止めるところ、払いなどを分かりやすくお手本を書いた。小学生に教えるのは自分で書くよりも難しい。小学生が黙々とやってくれている。コミュニケーションをとって字が上達してくれるとうれしい」と話す。
指導を受けた小学生たちも普段とは違った気持ちで筆を持った様子で「きれいに字を書くのは難しい。一生懸命教えてくれるのでお手本をみながら頑張った」と話していた。