高砂市内の商店や企業で「高砂あきんどゼミナール」が現在、開かれている。主催は高砂市商店連合会と高砂商工会議所。
同講座は地元商店のファンづくりと地域経済の活性化を目的に毎年夏休み時期に開催され、今年で3回目。市内の商店主が講師となってそれぞれの専門知識や商品のうんちく、プロならではのコツが学べる少人数制の教室となっており、期間中30店が32講座を開く。
同商店連合会の藤本明久会長は「高砂市民でも地元の知らないお店はたくさんあるはず。ゼミをきっかけに小売店の良さを知ってほしい」と話す。
講座内容は、「学ぶ」「作る」「美容」「料理」のカテゴリーに分かれており、司法書士や行政書士による「相続と遺言」のセミナーや、腸をきれいに保つ「腸活」体験などを用意。居酒屋で利き酒体験も行われるという。
同商工会議所の足立和美さんは「受付開始日に定員に達する講座もあるなど好評。まだまだこれから開催の講座もあるので受講してほしい」と呼び掛ける。藤本さんは「まずは受講者に楽しんでもらうことが一番。お店の特徴だけでなく、店主との会話を通して人となりも知ってもらい、地元店のファンが増えていったら」と意気込む。
申し込みは高砂商工会議所のホームページかチラシで内容を確認し、各店へ直接電話。