「高砂JAZZシティ」を発信する目的で山陽電車高砂駅の発着メロディにジャズを流すプロジェクトが進んでいる。主体は、高砂商工会議所会員企業メンバーなどで構成する「高砂スィングJAZZシティプロジェクト実行委員会」。
今年で13回目を迎える「たかさご万灯祭」でも毎年ジャズギャラリーが好評で、高砂=ジャズのイメージが少しずつ地域に定着してきている。中でも県立高砂高校は2004(平成16)年に公開された「スウィングガールズ」のモデルにもなっているジャズバンド部が有名。
同団体委員長の中野哲郎さんは「高砂高校が映画のモデルになっていることを知らない市民の方もたくさんいる。今回のプロジェクトでは電車の発着時にジャズバンド部による『Sing,Sing,Sing』という曲の演奏音源を使用する予定。映画のテーマ曲でもあり躍動感のあるメロディーが特徴。出勤時や通学の際に耳にすることで元気な気持ちになってもらえると思う」と話す。
中野さんは「ジャズバンド部の皆さんたちも自分たちの演奏が発着メロディになることにとても喜んでいた。若い世代も同世代の活躍を喜んでくれると思うし、このプロジェクトをきっかけに地域に関心を持ち、高砂に対して愛着を持ってもらえることを期待したい」と笑顔を見せる。
申し込みはクラウドファンディングのホームページ「CAMPFIRE」から。9月29日まで。