「みんなの食堂」が8月31日、中筋公民館(高砂市中筋)で開催された。主催は姫路医療生活共同組合高砂支部。
「みんなで一緒に調理をして、みんなで一緒に食べながら、みんなで交流する」をコンセプトに、子どもの貧困や孤食の支援を目的として開催された同イベント。子どもから高齢者まで約50人が参加。食材の知識、調理の難しさを学び、食事をしながら交流を図った。
同組合理事の大塚好子さんは「地域の方々が参加し、楽しく過ごせる場所を作ろうと2年前から構想を練ってきた。コミュニティーの場として地域の方に利用してほしい」と話す。
当日のメニューはそうめん、京都餃子、蒸し野菜など。参加者が安全、安心して食べれるように、食材は国産のものを使い、食材は加熱して調理した。健康にも配慮しており、少しの塩分で健やかな生活を目指す「すこしお」にも取り組んだ。
参加者からは「子どもの声を聞きながら、食事をすることで元気をもらった」「世代間交流に非常に良いイベントだと思う、ぜひ続けてほしい」との声も上がった。
大塚さんは「今は月1回昼食のみだが、今後は夕食でも開催したい。誰もが安心して利用できる地域の場を目指している。これからもボランティアを募り、地域で子どもを育てることを行いたい。子どもの福祉が当たり前に守られる地域にしていければ」と意気込む。