加古川総合文化センター(加古川市平岡町新在家)で7月10日、コントラバス奏者の齋藤賢一さん還暦記念コンサート「齋藤賢一と弟子たちによるコントラバスアンサンブル」が開催される。
齋藤さんは加古川市立中部中学校出身。現在は広島交響楽団のコントラバス奏者として、またソリストとしても活動する。
斎藤さんは「コントラバスの魅力は叙情的な音を奏でるところ。オーケストラでは低音を支え、ソロでも魅力を引き出すことができる」と話す。
当日は、齋藤さんの弟子というコントラバス奏者の山崎裕幸さん、中村尚子さん、永瀬未希さんを招いた4人編成でコンサートを行う。
斎藤さんは「プログラムは一般の人にも聞きやすいよう選曲し。中でもイタリアの作曲家でコントラバス奏者でもあるボッテシーニの曲は、コントラバスの魅力が十分に伝わるのでは」と話す。
「コントラバスと初めて出合ったのは中学校の部活動」と振り返る齋藤さん。当時、オーケストラ演奏が心に響き、音楽の道へ進むきっかけとなったという。「音楽を教えてくれたのは加古川の恩師や仲間。音楽人生のスタートの地である加古川で、還暦の節目に音楽を通して出会いに感謝したい」と笑顔を見せる。
14時開場、14時30分開演。チケットは全席自由、一般=2,000円、学生=1,000円。加古川総合文化センター(TEL 079-425-5300)で販売する。