高砂市の建築家や石材店主らが現在、同市で産出される竜山石のPR活動に取り組んでいる。
竜山石は同市宝殿付近で1700年以上にわたり採掘されている石材で、江戸時代には姫路城や明石城に用いられ、皇居や国会議事堂などにも使われている。
市内で建築事務所を営む八木健吾さんや竜山石を扱う「松下石材店」の松下尚平さんら7人は、竜山石をPRしようと「Dragon Mountain Project(竜山プロジェクト)」を結成。SNSでの発信やワークショップなどの活動を行ってきた。現在、クラウドファンディングにも取り組んでいる。
集まった資金は、採用が決まっているアメリカ・サンフランシスコのゴールデンゲートパーク内にある日本庭園への輸送や記録映像の費用に充てるほか、「誰もが竜山石に触れられる」をコンセプトに行う体験教室やワークショップなどに使う場所の整備費用にも使う。リターン品には、「竜山石コースター」「竜山石ビアカップ」のほか「竜山石体験」や「竜山石を使ったボディオイルマッサージ」を用意する。
「ぜひ一度、竜山石に触れて」と八木さん。松下さんは「竜山石を未来に残していきたい」と意気込む。
クラウドファンディングは12月20日まで。