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加古川出身の女性自衛官、2カ月の臨時勤務を終了し所属部隊に復帰

臨時勤務終了の様子

臨時勤務終了の様子

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 加古川出身で舞鶴を母港とする補給艦「ましゅう」に勤務する海上自衛官の志久彩花さんが10月31日、2カ月間の臨時勤務を終了し所属部隊に復帰した。

小学校訪問時の様子

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 志久さんは加古川東高校を卒業後、終身雇用を原則とする自衛官を養成する制度「一般曹候補生」として入隊した。現在は、補給艦「ましゅう」の航海科に所属。海図を用いて船を安全に操艦する航路の助言や見張りのほか出入港時や停泊中の「起床」「巡検」など行動の節目にラッパを吹いて知らせる仕事などを行っている。

 臨時勤務は自衛隊の部隊間で、派出元の業務状況を考慮し、派出先の支援などを行う目的で、約1カ月~3カ月の期間で行われる。志久さんは、補給艦「ましゅう」の修理期間に合わせて、自衛隊兵庫地方協力本部加古川地域事務所(加古川市加古川町篠原町)での臨時勤務となった。同事務所では主に広報活動に従事。小学校の防災教育では、災害時に役立つロープの結び方を指導したほか、同事務所の広報官と共に高校10校を訪問。女性自衛官としての経験を交えながら広報活動に取り組んだ。

 「地元での勤務はホッとする」と話す志久さん。父親が営む天ぷら店「都久志(つくし)」(加古川市平岡町新在家2)で食事をしながら、ゆっくり話しをする時間も持てたという。

 志久さんは「今回の勤務で広報活動の大切さや意義が分かった。定期的に行われる船の艦内見学の際は、艦内の装飾や見学者への接し方などを工夫したりして、この2か月で学んだことを生かしたい」と意気込む。

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