阿弥陀町長尾の小さな畑(阿弥陀町長尾)で12月4日、この土地で収穫された新米を使ったスイーツなどが販売される第2回「あみだの小さなマルシェ」が開催される。
「菓茶みきや・ありがとうの種農育楽園」の春下充代さんが主催する同イベント。この土地で収穫された新米を使った旬の薬膳カレーや、米粉のチーズケーキ、同じく阿弥陀町産の丹波黒豆で造ったみそを使った豚汁、手作りコロッケなどを提供する。
会場となる畑は春下さんが5年前から借り受け、米や黒豆、ローゼル、ウコンなどを育ててきた。「ウクレレを披露できる場を企画してほしい」と知人から相談を受け、「せっかくならこの土地で採れたものを味わってほしい」と知り合いに声をかけて回るうちに「気づけばこの規模になった」という。
当日は、「敬神堂(けいしんどう)」のかしわ餅のほか、同地区でブルーベリーを生産する長尾楽笑村(らくしょうむら)組合のブルーベリージャムの販売も。ウクレレの生演奏は11時~、13時~。
「地産地消だけでなく、このイベントをきっかけに阿弥陀町の面白さを知ってもらう機会になってもらえれば。この土地には、平清盛のおいに当たる平経正が祭られている経政神社があるなど、歴史的な面白さもある。当日はまちの散策も企画している」と参加を呼びかける。
「新しいことを仕かけるとか、何かを変えていこうというよりは、この土地に元々あるものを活かすことを大切にしたい。自分がこの地域に入ることで地域の方とも調和していき、一緒に楽しく幸せになっていければ」とも。
開催時間は10時~15時。入場無料。駐車場のスペースが限られているため、できる限り乗り合わせての来場を呼びかける。第3回は来春の開催を予定。