建築廃材のリサイクル事業に取り組むリフォーム工事会社「翔飛工業(ショウトコウギョウ)」(加古川市八幡町)が11月11日、自社製品を展示するギャラリースペースをオープンした。
同社は1998(平成10)年、屋根、外壁工事、リフォーム業を取り扱う企業として事業を始めたが、屋根工事で発生する廃瓦の処理に長年憂慮していたという。そこで、瓦リサイクル事業「Eco KAWARA事業」を2010(平成22)年4月に立ち上げた。
同事業では、建築物の廃材として発生する屋根瓦のほか、レンガや陶磁器、ガラス、タイルなど、さまざまな廃棄物を資源として再利用。オリジナルの人造大理石や塗り壁材、屋内の吹き付け素材として二次製品化する。
同社敷地内にオープンしたギャラリーには「Eco KAWARA」の製品や、廃棄処分のコーヒー豆を特殊加工して塗装したインテリアスタンドなどを並べる。
同社の高橋利郎社長は「このギャラリーを通してSDGsに対する理解が地域に広がれば。今後は地元企業や飲食店などとコラボして敷地内でイベントなどを開き、地域のにぎわいづくりにも貢献したい」と話す。