関西サッカーリーグディビジョン1で戦うチェントクオーレハリマのホーム開幕戦が5月13日、日岡山公園グラウンド(加古川市加古川町)で開催される。
チームは現在、第2節を終えて1勝1敗で3位につける。ホーム開幕戦となる第3節の相手は、毎年リーグの優勝争いに絡む「おこしやす京都AC」。昨シーズンの両チームの対戦成績は2戦2引き分け。
昨季は6勝6分2敗、勝ち点24で8チーム中3位の成績でシーズンを終えた同チーム。今季からプレーヤーとして復帰し、チームも指揮する佐野裕哉監督は「今季はリスクを負って攻撃する」と話す。
昨シーズンは14試合で10失点とリーグ最少だったが、引き分けが6試合と勝ち切れないゲームが続いた。今季は大学卒の選手や、地域リーグで実績のある選手を多数獲得。これまでチームを引っ張ってきた松本祐樹選手や伏木一紘選手、中條直哉選手など在籍年数の長い選手も残留。新加入選手と残留した選手の融合でJFL昇格を目指す。
キャプテンの伏木選手は「昨シーズンは2021年に手術した半月板の影響もありベストの状態ではなかったが、今季は1月から、しっかりとトレーニングに取り組めている」とコンディションについて説明。「大卒の選手たちは地域リーグのレベルを甘く見ていたかもしれないが、2試合を終えて、『ハリマは絶対王者ではない』『もっとやらないといけない』という認識になったと思う」と変化を話す。
佐野監督は「開幕戦は硬さがあったのと、2試合目は雨の中での試合となり、やりたいことの半分もできなかった」と振り返る。「今季は正確なロングボールを蹴ることができる選手や突破力のあるウイングを獲得した。外側の選手を使いながら内側も攻める」とも。
ホーム開幕戦について、佐野監督は「当日は会場で『ムサシオープンデパート朝市』も開催する。自分たちにできることはサッカーで感動させること。チームを知らない人が一瞬、グラウンドを見たときにプレーで感動させられるか。その感動がチームを支えてくれるサポーターになってくれると思って、常に準備する。ホーム開幕戦に勝利する」と意気込む。
13時キックオフ。試合後は選手とのアフターマッチファンクションも行う。ムサシオープンデパート朝市は11時~17時。いずれも入場無料。