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コーヒー&スイーツのキッチンカー 加古川を拠点に開業して1カ月

お客さんと会話を楽しむ店主の柿本さん

お客さんと会話を楽しむ店主の柿本さん

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 利用客が選んだ豆をその場でひいたものをハンドドリップでいれるコーヒーと手作りスイーツを販売するキッチンカー「kackey's COFFEE(カッキーズコーヒー)」が開業して、5月12日で1カ月がたった。

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 同店で使うコーヒー豆は、店主・柿本寿史さんが自家焙煎(ばいせん)したもの。生豆を電熱直火式スマート珈琲焙煎器で焙煎した後、直火で微調整。中深いりで酸味を抑え、すっきりした味わいに仕上げている。ブレンドは、ブラジル産豆をベースに毎月混ぜ合わせる豆を変えることで「味の変化が楽しめる」という。

 商品のラインアップは、ブレンドコーヒー(ホット・アイス、各500円)、毎月豆が変わるスペシャルコーヒー(同、各600円)、カフェオレ(同、各550円)、プレーンや旬のフルーツを使ったパウンドケーキ(350円~)、マドレーヌ(300円)、カヌレ(400円)など。店頭に並ぶスイーツは日によって変わるが、4~5種類を常備している。マドレーヌはかわいらしさを強調するため肉球をモチーフに成形する。

 柿本さんは「小学生の頃から料理やスイーツづくりに興味があり、学生の頃は日々クッキングにチャレンジして、おいしさを追求していた」と振り返る。高校卒業後、製造会社へ就職したものの、飲食への夢を諦めきれず、5年前に地元の飲食店へ転職。その傍ら知人のキッチンカーを手伝うなどして経験を重ね開業に至った。店舗ではなくキッチンカーを選んだのは、客と顔を合わせて会話ができるから。「お客さまの声を生かした商品開発を目指している。次に来店した時に、自分の意見が反映されたスイーツが販売されていたらうれしいと思ってくれるのでは」と話す。

 「キッチンカーには珍しい自家焙煎コーヒーで、日常のホッとくつろげる場所になれたら。これからは加古川、高砂を中心に、兵庫県一円のイベントにも出店していきたい」と意気込む。

 毎週水曜、加古川の雑貨店「Merci(メルシー)」(加古川市加古川町)の前で出店。その他の出店状況はインスタグラムで知らせる。

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