加古川のギターとマンドリンのデュオ「ら・マロン」が6月11日、加古川市民会館小ホール(加古川市加古川町)で「みどりの風 ふれあいコンサート」を開催する。
500人規模でのコンサートは初。2002(平成14)年に活動を始め、年2回の演奏会やイベント出演、福祉施設での訪問演奏を重ねてきた。ギターの濱野憲二さんは「ありがたいことに年々聴きに来てくれる人が増えている。広い会場にして、予約なしで気軽に来てもらえるようにしたかった」と話す。
コロナ禍ではこれまでの演奏活動ができなくなったが、個人の依頼を含め、小規模な会場に出向く「巣ごもりコンサート」を開いてきた。演奏を喜んでくれる観客の姿を見て、「どんな状況でも音楽を届けることで社会に貢献していきたいという思いが強くなった」という。
当日はクラシックのほか、観客も一緒に歌える唱歌や懐メロを演奏する。濱野さんは「せっかくき来てくれた人たちに気分よく、楽しい時間を過ごしてもらうことを一番に考えて曲を選んでいる。生演奏ならではの音色を楽しんでほしい。音楽を通じて触れ合いの場をつくっていければ」と意気込む。
13時30分開演。入場無料。予約不要。