加古川のケーブルテレビ局「BAN-BANネットワークス」(加古川市加古川町)が9月15日、「第42回ケーブルテレビ大賞番組アワード」コミュニティ部門で優秀賞に輝いた。
日本ケーブルテレビ連盟(東京都中央区)が主催する同イベントは、毎年地域の情報発信に寄与した作品を表彰するもの。
今年は企画や演出を競う「コンペティション部門」、地域の歴史や文化を伝える「コミュニティ部門」、4K映像の表現を評価する「4K部門」に、全国のケーブルテレビ局から合計187作品がエントリーした。
「BAN-BANネットワークス」のエントリー作品は、毎月第3水曜の19時~19時30分に放送している「なないろゆでたまご」。番組のコンセプトは「予算ゼロ」。生放送番組で、出演も制作も全て地域の人が担当するのが特徴。
受賞作品は、加古川市立尾上小学校の「キャラクター総選挙 前日特番」。同小学校3年生が作成した学校オリジナルキャラクター126体から1次投票を勝ち抜いた12体を、同社が実際に行っている自治体の選挙速報をイメージして制作した。同番組制作スタッフさんによると、スマートフォンを使って学校前からの簡易中継を取り入れるなど、ライブ感を演出したという。
番組ディレクターを務めた藤井良一さんは「受賞したのはスタッフと地域の人たち、全員の力」と笑顔を見せる。