愛犬と散歩をしながら地域を見守る活動「初代わんわんパトロール隊員」の募集を12月11日、加古川市が始めた。
兵庫県内では窃盗や詐欺などの犯罪件数は減少傾向にあるが、路上での不審者による「声かけ」「露出」などの被害が多いという。
同市生活安全課の西皓司さんは「犬の散歩の時に少し防犯意識を持ってもらい、『ながら見守り』をしてもらいたい。何か特別なことをするわけではなくて、不審に思う何かがあれば警察に連絡してほしい」と話す。
同隊員は、同市内在住で同市に飼い犬登録をする人。毎年、狂犬病予防注射を受けさせており、散歩時は必ずリードを付け、ふんを持ち帰るなどのマナーを守っている人が対象。同隊員に登録すると、パトロールグッズが配布される。グッズは「バッグと反射クリップのセット」か「バンダナとリードカバーのセット」のいずれか。在庫がなくなり次第終了。12月14日時点で71世帯の登録があるという。
同市生活安全課の廣島麻衣子さんは「この活動が地域の防犯意識を高めるきっかけになってほしい」と参加を呼びかける。「『さぁ、パトロールするぞ』ではなく、気軽に参加してもらえたら」とも。
定員は300世帯。