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加古川で地元出身監督の映画上映会「Buddhist 今を生きようとする人たち」

本作品のチラシをもつ後藤サヤカさん

本作品のチラシをもつ後藤サヤカさん

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 東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町)で11月12日、加古川市出身の後藤サヤカさんの監督映画「Buddhist-今を生きようとする人たち-」が上映される。

チラシを持ってPRする監督の後藤サヤカさん

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 同作品は、仏教徒をテーマに僧侶6人の活動を追ったドキュメンタリー。昨年6月の東京開催を皮切りに現在、全国各地を巡回し上映会を行っている。

 後藤監督は「日ごろ仏教を意識することがない人でも、映画を通じて『今を生きる』ことについて考えるきっかけになれば」と話す。

 「もともと映像の仕事をしていたが、映画監督を目指していたわけではなかった」とも。「2011年の東日本大震災以降、見えている情報だけでなく本質を見つめることや、自分自身の今を大事にすることなど、原点を見つめ直したことから、映画製作にたどり着いた」と振り返る。

 映画製作では、寺院での僧侶との出会いから仏教の世界を追い、2年半かけて完成させたという。

 「あらかじめ答えがあるものではなく、問いを投げかける作品になっている。全国を回る中で、シーン一つ一つに感銘を受けて自分の生き方を見直す機会になったという声を多く聞く」と後藤監督。

 地元での上映について、「生まれ育った土地だが、10代のころは地域のことについて考えたり、知ったりする機会がほとんどなかった。今回の上映会をきっかけに、あらためて地元と出合い直した感覚。近所の方やお世話になった方など、地域の人と関わりを持つ機会ができた。加古川でもたくさんの人に見てもらいたい。上映会をきっかけに新しい出会いやはじまりを作っていけたら」と笑顔を見せる。

 「いろいろな人の声を聞くことで自分自身も教わることが多い。今後ももっと幅広い方にたくさん見てもらえる機会を作っていきたい」と意気込む。

 上映会は2部制。上映後は後藤監督によるトークライブも行う。開催時間は、1部=10時15分~11時30分、トークライブ=11時30分~12時。2部=13時30分~14時50分、トークライブ=14時50分~15時20分、ゲスト=吉村昇洋さん(曹洞宗僧侶)。

 料金は、一般=2,500円、学生=1,500円。定員は、各60人(先着順)。

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