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「何もかんも手作りらーめん八角」が30周年 1号店の屋台ラーメン再現も

らーめん八角播磨本店

らーめん八角播磨本店

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 兵庫県内で飲食店を展開する「八角」(加古川市加古川町南備後)が5月で創業30周年を迎える。

30周年記念鉢

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 同社は現在、「何もかんも手作りらーめん八角」「昭和お好み焼き劇場 うまいもん横丁」「大衆食堂ぱっぱ屋」「中華そば 八角」「たこの壺(つぼ)」を展開する。

 社長の大西慎也さんは1992(平成4)年5月、17歳で高校を中退。当時、姫路市内で父が経営していた居酒屋の敷地内に1994(平成6)年、「八角」1号店を出店した。オープン当初は従業員を雇うことができなかったため、ワンオペで対応できるよう屋台は八角形にデザイン。日曜大工が趣味だった父と一緒に建てたという。決して順風満帆だったわけではなく、何度か岐路にたって悩んだことも。これまでの失敗や経験などを踏まえて、経営にまつわる単行本3冊も出版している。

 5月21日には、創業30周年記念イベントを県内にある「何もかんも手作りらーめん八角」17店舗のうち14店舗で開催する。「八角を支えてくれた全ての人に屋号『八角』の原点になった『八方に幸せをまく』の願いを込めて」行うという。

 当日は、ラーメン1杯を注文した客1人につき「唐揚げ」「ギョーザ」1人前(いずれも3人前まで)を30周年にちなんで税別30円で提供する。「らーめん八角播磨本店」(播磨町)では、大西さんも厨房(ちゅうぼう)に立ち、「1号店の屋台のラーメン」を再現する。5月21日からは、30周年を記念した鉢を、八角スペシャルラーメンとセットにして3,000円で販売する予定。

 大西さんは「30年間歩み続けた感謝の思いを『ラーメン鉢』に込めて作る。ぜひ食べに来てほしい」と呼びかける。

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