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「原爆の父」オッペンハイマーを題材に核廃絶を考える 加古川で講座

講座をPRする、作家の高堀枝裕二さん

講座をPRする、作家の高堀枝裕二さん

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 作家で歴史家の高堀枝裕二さんが企画・講師を務める講座「オッペンハイマーと第二次大戦と日本」が8月10日、東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町)で開催される。

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 高堀さんはこれまでに5冊の本を出版しており、5作目となる「原爆誕生と戦後」を2022年に出版した。同書では世界初の原子爆弾を開発し、「原爆の父」として知られ、広島・長崎に投下された原爆の製造も手がけた理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を中心に取り上げている。

 同じくオッペンハイマーの生涯を描いた映画「オッペンハイマー」が昨年7月、アメリカで公開され、アカデミー賞に13部門にノミネート、7部門受賞を果たし話題となったことで、高堀さんの著書にも注目が集まった。読者から「講座を開いてほしい」と要望を受け、今回の開講が実現した。

 主催は高堀さんが会長を務める「古典と歴史に親しむ会」。高堀さんは「オッペンハイマーの人生を時代背景も含めて振り返ると、学ぶことがたくさんあった。終戦記念日を前に、参加者と核廃絶のあり方について考える時間になれば」と話す。

 開催時間は14時~15時30分。参加費は500円で、定員は90人。申し込みはメールで受け付ける。

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