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加古川に「まちの保健室カフェおはな」 現役看護師が夢を実現

笑顔で接客をする店主の深堀晶美さん

笑顔で接客をする店主の深堀晶美さん

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 「まちの保健室cafe(カフェ)おはな」(加古川市野口町)が8月3日にオープンした。

外光が差し込む明るい店内

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 現役看護師でもある店主の深堀晶美さん。自身の子育て中の経験や、子育て支援センターでの乳幼児の発達相談、地域包括支援センターでの高齢者介護相談でのボランティア経験を通じて、「誰でも気軽に立ち寄れて、子育てや介護の相談ができる『まちの保健室』のようなカフェを作りたい」と店を開いた。

 「私自身も子育てに疲れ切っていて、しんどい時期があった」と話す深堀さん。「子育て中、たまたま立ち寄ったカフェのスタッフが、『この時期は、コーヒーが温かい間に飲むことができないやろ?』と子どもを抱っこしてくれた。子育てが大変だったので、優しさに触れて泣いてしまった。また頑張ろうと思えた」と当時を振り返る。高齢者介護相談の現場では、「悩みを打ち明けることができず、支援センターに相談に来るまで4年かかった」と話す人もいたという。

 昨年4月、大阪にある専門学校「レコールバンタン」のコーヒーロースト&ブリューコースに入学。卒業後、店舗物件を探し始め、現在の物件に出合った。

 席数は4人がけテーブル8卓、2人がけテーブル2卓。ドリンクメニューは、「自家焙煎(ばいせん)おはなブレンドコーヒー」「デカフェ自家焙煎コーヒー」(以上500円)、「カフェオレ」(600円)。ブレンドコーヒーは加古川の「Kotouki焙煎」の豆をシェアロースターで自ら焙煎する。ダイレクトトレードのオーガニックエチオピアモカへレフ・コロンビアスイートベリー・タンザニアンゴロンゴロなどの豆をブレンドする。デカフェコーヒーは、ノンカフェイン、オーガニックの豆のみを使う。ドイツのロンネフェルトを使った「紅茶ティーポットカップ2杯分」(650円)なども用意する。

 フードメニューは、北海道産小豆を使った「あんこ&アイス」(450円)、「ようかん 抹茶粉末入り緑茶セット」(300円)、グルテンフリーの米粉を使った「チョコバナナワッフル」(660円・土曜限定)、よつ葉牛乳てんさい糖で作った「こだわりプリン」(380円、金曜・土曜限定)など。

 深堀さんは「子育て中のお母さんや、高齢者、介護をする人を孤立させたくない。みんなでしゃべって、気持ちが楽になれたら。ぜひ遊びに来てほしい」と呼びかける。

 営業時間は13時~17時。月曜・火曜・水曜・日曜定休。

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