私設公民館「ピース」（高砂市塩市）がオープンして、8月29日で1カ月がたつ。

　「老若男女が安心して集まれる居場所づくり」を目的に、2階建建て店舗兼住宅を改装。1階にテーブル6席、2階に2室（洋室6畳・定員6人、人工芝12畳・定員20人）があり、貸しスペースを兼ねる。ユースセンターとしての利用や食事をすることもできる。

　同スペースでは、シニアのグループがテーブル席で着物リメークなどのハンドメードを楽しんだり、児童が自由に出入りし、集まった子どもたちで何をして遊ぶか相談してゲームをしたり、公園に出かけたりと、思い思いに過ごしている。

　Wi-Fiが無料で使え、将棋盤やマージャン台も用意する。代表の村松眞由佳さんは「今は小学生の利用が多いが、中高生の利用が増えて勉強にも遊びにも使ってもらえれば」と話す。

併設する「地域食堂」では、朝ごはん（550円）や弁当（650円）、コーヒー（300円～）、アルコール類（500円～）も提供する。飲食物の持ち込みも可能。「食事の提供は、長時間過ごせて、一人でご飯を食べなくて済む一助になれば、という思いから始めた」という。

　村松さんは「いろいろな活動に参加する拠点として使ってほしい。柔軟に対応できるのが民営の強み。気軽にやりたいことを相談してほしい」と呼びかける。

　営業時間は9時～17時（金曜・土曜は21時まで）。月曜・火曜定休。貸しスペースの利用料金は、9時～12時＝1時間1,500円、13時～17時＝同1,000円。18歳以下は無料。