カフェを併設したコーヒー豆販売店「びいとる」(播磨町南野添)がオープンして、9月5日で3カ月がたった。
店主の竹中祥一さんは尼崎出身。30年間、加古川市に居住し食品衛生管理の仕事に従事してきた。「子どもの頃、週末に父親がたてていたサイホンコーヒーが楽しみだった」と話す竹中さん。次第に自分の店を開きたいと山陽電車播磨町駅近くの現店舗内において、自身で豆を焙煎(ばいせん)するなど知識を深めていった。今年6月、5年前より考えていたカフェ併設型のコーヒー豆販売店の出店を実現した。
店舗面積は約14坪で、2人がけテーブル2卓を用意する。白色を基調にした店内と、木材を活用した商品棚を配置することで落ち着いた空間に仕上げている。店名の「びいとる」は、店主が好きな音楽アーティストの語呂とコーヒー豆の形がカブトムシの姿に似ていることから名付けた。同店のキャラクターとして、竹中さんがロゴをデザインした。
ドリンクメニューは、アイスコーヒー(500円~)、ホットコーヒー(400円~)。コーヒー豆各種(100グラム600円~)を販売する。販売するコーヒー豆は、焼き具合など再現性の高い焙煎機を使い焙煎する。
竹中さんは「ブレンドコーヒー一つを取っても、豆の焼き具合から配合、いれ方など、オープンまでに研究を重ねてきた。どの飲み方が一番おいしく飲んでもらえるか、今も探究している」と話す。「コーヒー好きの方にとっては普段使いの店に、本格コーヒーを飲んでみたい、楽しんでみたいという方には気軽に立ち寄れる店にしたい」と来店を呼びかける。
営業時間は、11時~14時、15時~19時。月曜・水曜・金曜・日曜定休。