地球に近づいている「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」の観望会「ほうき星の観望会」が11月2日、東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町寺家町)で開催される。主催は加古川宇宙科学同好会。
出張し天体観測をする「星空宅配便」を通算914回行うなど、40年以上の実績があるという同会。紫金山・アトラス彗星は肉眼でも観測でき、北半球で、肉眼で見られる彗星は28年ぶりとなる。その希少さを知ってもらおうと企画した。
当日は、室内でプラネタリウムやクイズを使った説明で彗星への理解と興味を深め、屋上に移動して望遠鏡や双眼鏡で観望する。会長の細谷秀樹さんは「肉眼で見られる彗星は今回を逃すといつ見られるか分からない。市街地でも観望できるのは珍しい」と話す。
細谷さんは「彗星の接近で星空に注目が集まることを期待している。望遠鏡を使って、彗星の他にも土星や木星、秋の星座も観測する予定。この機会に、特に子どもたちにいろいろな星を見てもらえれば」と意気込む。
開催時間は18時~20時。参加無料。定員は15組30人。中学生以下は保護者同伴。雨天の場合は室内の説明のみ。申し込みはメール(kss-hh99@nifty.com)で受け付ける。