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阪神淡路大震災から30年 東播磨でラジオシェイクアウト訓練、震災特番も

震災特番「防災のカタチ」に出演するラジオパーソナリティーの谷五郎さん(左)、石川麻優さん(中央)、大西賞典さん

震災特番「防災のカタチ」に出演するラジオパーソナリティーの谷五郎さん(左)、石川麻優さん(中央)、大西賞典さん

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 加古川市、高砂市、稲美町、播磨町とコミュニティーFM「BAN-BANラジオ」(加古川市加古川町)が共同で1月18日、「東播磨ラジオシェイクアウト訓練」を実施する。

「東播磨ラジオシェイクアウト訓練」チラシ

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 シェイクアウト訓練とは、2008年にアメリカで始まった地震に備える防災訓練。参加者は合図に合わせて、「まず低い姿勢を取り、頭を守って、揺れが収まるまで動かない」という3ステップの行動で安全を確保する。学校や職場など参加者が1カ所に集まり実施することが多いが、同訓練ではラジオから流れる地震発生のアナウンスをきっかけに、参加者が自分のいる場所で安全行動を取る。今回で5回目。

 当日10時、同局から訓練開始を知らせるアナウンスを放送。併せて1月14日~20日、2市2町と東播磨県民局の防災担当者が同局の番組に出演し、各行政での防災に関する取り組みについて啓発する。

 ほかにも、阪神淡路大震災から30年となる今年は、震災を経験したラジオパーソナリティーの谷五郎さんと総務省消防庁の防災アドバイザーの大西賞典さんを迎え、震災当時を振り返りながら、「今、私たちのできること」を伝える特別番組「防災のカタチ」を放送する。

 同局スタッフで番組を企画した石川麻優さんは「未曽有の被害を出した大震災から30年がたち、経験を語り継ぐ世代の高齢化や震災を知らない世代が増えたことで、危機感が薄れている。訓練は防災意識を再確認できる機会なので、気軽に参加してもらいたい」と呼びかける。

 震災特番「防災のカタチ」は1月17日11時から放送。訓練は18日10時から。

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