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高砂・米田小の図書室充実へ 蔵書追加のため地域住民がCFで支援募る

米田小学校の図書室に集まる児童

米田小学校の図書室に集まる児童

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 高砂市立米田小学校(高砂市米田町)の図書室の蔵書を充実させようと、地域住民や保護者らでつくる学校運営協議会が現在、クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。

米田小学校の図書室

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 学校経営方針の一つに「読書活動の充実」を掲げる同校。「よねだブックフェスティバル」「新春図書室ウイーク」などの校内イベントを実施し、児童の読書活動を推奨している。地域住民による読み聞かせボランティアや、保護者らが図書室を運営する「図書室応援隊」など地域への広がりも見せる。同校の瀧野祐一校長は「ここ最近は休み時間に図書室に来る児童が多く、とてもにぎやか」と話す。

 一方、利用する児童が増えたことで本の劣化も目立ち、新刊や人気の本は予約待ちになるなどの課題も。学校運営や教育目標達成のサポートを行う学校運営協議会が図書を寄贈するための購入資金を得るため、クラウドファンディング(CF)で協力を呼びかけることにした。同協議会の松下慎典さんは「図書室が児童にとって一つの居場所にもなっている。この盛り上がりを広げるために図書室の本をさらに魅力あるものにしたい」と話す。

 CFの目標額は40万円で、1月23日現在、18万2,000円が集まっている。目標金額を達成した場合のみ、集まった支援金を受け取ることができるオール・オア・ナッシング方式で行う。目標達成すると、資金は購入図書の費用に充て、教師や図書室応援隊、児童代表と選書会議を開く。松下さんは「子どもたちの読書意欲を満たしてあげたいので、ぜひ支援を」と呼びかける。

 CFは1口1,000円から。リターンはお礼のメールと応援者名簿の掲示などを用意。2月21日23時まで、READYFOR(レディフォー)で受け付ける。

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