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高砂に「多肉植物研究所」 1200種・1万5000ポット並べる

店主の上田幸司さん

店主の上田幸司さん

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 多肉植物専門店「多肉植物研究所 直売所」(高砂市高砂町)が高砂にオープンして、2月11日で1カ月がたった。

ビニールハウス内

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 店主の上田幸司さんは高校卒業後、26年間、会社員として勤め、2018(平成30)年に退職。もともとものづくりが好きで、「一つの物を生み出すことにこだわりを持つ」という上田さん。ある時、友人から譲り受けた多肉植物の魅力に触れ、それがきっかけで同植物に関する知識を深めていったという。

 同植物を育て始めた当初は、薬害や害虫被害などで失敗を繰り返してきたが、ドイツの多肉植物の「種」専門メーカーから輸入し、一から多肉植物を育てることにも着手。徐々にコツをつかみ、数カ月後には自身が育てた多肉植物を「にじいろふぁ~みん」(稲美町)で販売。手がける数を増やしていったという。

 そうした中、生産者から直接買いたいという要望があり、2023年5月から月3回程度、上田さんの実家の庭で直売会を開催。2024年4月には、認定新規就農者を取得し、本格的に農業従事者に。ネットショップで販売するほか、全国各地の市場にも出荷する。昨年9月には、初めて九州の市場から注文が入った。上田さんは「『多肉植物研究所』の名前とロゴが入った商品が全国の生花店に並ぶのが一つの目標だった。それがかなってうれしい」と振り返る。

 東加古川にあった自宅を売却し、実家の隣地を購入。その場所に昨年12月、ビニールハウスが完成した。現在は自身で交配した苗を含む約1200種類、約1万5000ポットの多肉植物を並べる。

 上田さんは「これだけたくさんの多肉植物を置いている店は県内でもなかなかないと思う。『わたし好み、見つかる』をモットーに、これまでやってきた。足を運んでもらえれば、お気に入りの一つが見つかると思う」と来店を呼びかける。

 営業時間は10時~15時。火曜・水曜定休。

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