
イタリアンレストラン「scena(シーナ)」が加古川駅前にオープンして、2月末で1カ月がたった。
地元・加古川市出身の門野真平シェフが手がける、地域の食材を生かしたイタリア料理店。オーナーシェフの門野さんは大阪のイタリアンレストランで修業を積んだ後、昨年8月まで、「加古川ワインバル」で腕を振るっていた。「地元の食材の魅力を伝えたい」という思いから独立を決意したという。
店内にはL字型のカウンター席を配置。門野さんは「お客さまとの距離が近く、料理を作りながら会話を楽しめる空間にしたかった」と話す。
メニューは、前菜、パスタ、リゾット、メインディッシュ、デザート、おつまみなどの食事や、酒類も用意。季節の野菜3品、肉料理2品、魚料理1品を盛り合わせた前菜プレート(1人前1,100円~)。サッポロの生ビール「SORACHI」のほか、グラスワインは1杯500円、デキャンタ(5杯分)は2,000円で提供する。
食材は、上荘町の提携農家から野菜を、神野の「さぶ~ん」から魚介類を仕入れるなど、地元業者との連携を重視している。
門野さんは「先日、加古川の猟師から仕入れたイノシシ肉を提供したところ、お客さまから驚きと喜びの声が上がった。地元の食材だけでここまで多彩な料理ができることを知ってほしい。地元の方々はもちろん、いろいろな方に楽しんでいただける店として、地元の食の豊かさを伝えていきたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。月曜定休、月2回不定休。