高砂のカフェレストラン「Coffret（コフレ）」（高砂市阿弥陀町、TEL 090-3180-0906）がオープンして、3月12日で1カ月がたつ。

高砂北ランプ近くにオープンした「コフレ」

　店主の竹田英治さんは赤穂市出身。昨年12月29日までの約5年間、赤穂市でカフェ「Cafe＆Diningてんてん」を営業していた。新規オープンに伴い、岡山市から明石市までの広い範囲で物件を見学。「国道2号線に面していた点や、中の雰囲気がイメージにマッチしていた」と竹田さん。内装工事などを経て、2月12日にオープンした。

　店名の「コフレ」はフランス語で、「小さな箱」「宝石箱」の意味。妻の紗弓さんは「日本ではクリスマスコフレなどで使われるが、『小さな店から、お客さまへ料理のプレゼント』という思いを込めた」と話す。

　席数は4人がけテーブル1卓、2人がけテーブル3卓、カウンター3席の計13席を用意。内装はレンガや木目調のデザインを取り入れ、温かみある空間に仕上げた。壁の棚には猫や花などの小物を並べる。

　ランチメニューは、「デミグラスソースオムライス」「ケチャップオムライス」「海老（えび）と茄子（なす）のアラビアータ」「欧風カレーライス」（以上、単品1,000円）。デミグラスソースは赤ワインで野菜などをしっかりと煮込み、「フルーツ系の酒を加えることで少し甘目で食べやすい仕上がりにする」という。ランチメニューには前菜プレート・スープ付きセットのほか、ドリンクセット、デザートセットも付けることができる。

　デザートメニューは、サクサクの自家製クランブルが特徴のシチリアの伝統スイーツ「ピスタチオのカッサータ」（550円）を用意。パンケーキメニューは、「スフレパンケーキ」（800円）、「まるごとチョコバナナパンケーキ」（950円）、「あんバターパンケーキ」（1,000円）をそろえる。期間限定で「いちごのスフレパンケーキ」（1,500円）も用意する。

　パンケーキは、「約3センチの高さがあるパンケーキ2枚を使う」と竹田さん。独自にブレンドした生地で作るパンケーキは「ふわもち」の食感が特徴だという。注文を受けてからメレンゲを泡立て、低温でじっくりと焼く。作り置きができないため注文から20分間ほどかかるという。材料は可能な限り地産地消にこだわる。

　竹田さんは「以前の店のお客さまも来るが、それ以上に高砂の方が多く来店してくれている。地元の方々から店を認知してもらえているのがうれしい」と話す。

　営業時間は10時～16時（ラストオーダー）。パンケーキメニューは13時から。休みはインスタグラムで知らせる。店舗西側のエイトスポット内に第2駐車場あり。