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チェント・クオーレ・ハリマがキックオフパーティー 首長ら100人出席

ムサシの岡本篤社長と選手

ムサシの岡本篤社長と選手

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 関西サッカーリーグ1部に所属し播磨地域で活動する「チェント・クオーレ・ハリマ」が3月29日、開幕戦を前に「Bakery Cafe&Restaurant ON THE HILL」でキックオフパーティーを開催した。

あいさつする大塚靖治代表

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 同チームは1976(昭和51)年、兵庫教員サッカー部として創設。2020年に「バンディオンセ加古川」から現在のチーム名「チェント・クオーレ・ハリマ」に変更。今年3月、センサーライト・園芸用品等の製造販売会社「ムサシ」(加古川市平荘町)が同チームの運営権を取得した。

 キックオフパーティーにはムサシの岡本篤社長や選手のほか、岡田康裕加古川市長、都倉達殊高砂市長、中山哲郎稲美町長、佐伯謙作播磨町長、スポンサー、サポーターなど約100人以上が出席した。

 同チームの代表を務める大塚靖治さんは「ムサシと共に人を、街を大切にしながら、地域に必要されるクラブを目指す」とあいさつ。チームを指揮して4年目となる佐野裕哉監督は「皆さんの熱量を感じた。自分自身も選手時代、応援の熱が冷めてしまう経験もしている。熱が冷めないよう選手はピッチで表現し戦っていく。背中を押してほしい」と応援を呼びかけた。チームキャプテンを務める伏木一紘選手は「オールハリマで悲願を達成する。この地域にスポーツ文化を作っていきたい」と話した。

 同パーティーの前には報道向けの新体制発表記者会見が行われた。運営権獲得の経緯について、岡本社長は「共に活動してきて3年になるが、一緒にやっていて面白かった。昨年末、運営権に関する話が出た」と振り返った。「障害児者向けサッカー体験や清掃活動などの社会貢献活動や、地元高校との取り組みなど、とにかく真面目に活動しているチームだなと感じていた」とも。

 重点活動として、「チーム戦力の強化」「社会変革の有力手段として」「スポーツを軸とした社会変革のパートナーを増やす」の3点を掲げる。岡本社長は「選手を雇用するほか、医療体制を強化する。AIカメラ導入による競技力向上、運動時の選手データを分析し、選手をケアしていく」と話した。「さまざまなものがつながっていないのが、この地域の課題。チームを地域のハブにする。昇格を目指す」と意気込む。

 開幕戦は4月12日、日岡山公園グラウンド(加古川市加古川町)でFC.AWJと対戦する。18時30分キックオフ。

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