
歴史的な建造物が残る高砂市高砂町の町並みをキャンドルやLEDで照らす明かりのイベント「たかさご万灯祭」が9月13日・14日に開催された。
高砂町の町並みが2006(平成18)年、兵庫県の歴史的景観形成地区に選ばれたことをきっかけに始まった同イベント。町一帯の路地にキャンドルを並べ、歴史的な建造物をライトアップするなど昔ながらの町並みを楽しめる。
特に多くの明かりが集まる「灯(あか)りの集積会場」は4カ所。謡曲「高砂」発祥の地とされる高砂神社は「和み」がテーマで、境内を約3000灯のキャンドルで彩った。三木市の湯山街道ライトアップとコラボした播州三木染型紙の灯籠も並んだ。
十輪寺と善立寺、魚町倶楽部などでは、近隣で活動しているジャズアーティストらが生演奏を披露し、彩りを添えた。訪れた男性は「毎年絶やしてはいけない光」と来年の開催にも期待を寄せた。