
カフェ「Coffee Roasters HUB(コーヒー・ロースターズ・ハブ)」(播磨町南大中)が10月10日、オープンする。
コーヒー豆の卸・小売りを手がける「Kotobuki焙煎(ことぶきばいせん)」店主の田村寿之さんが開く同店。店名の「HUB」は「さまざまな人や情報がつながる場所」「ロースター(焙煎する人)が集まる店」にしたいという思いから名付けた。
同店は曜日ごとにバリスタが替わり、オリジナルコーヒーを提供する。同じコーヒー豆でも、バリスタが替われば、店が変わったような印象を感じることができるという。田村さんは「エスプレッソコーヒーは、特に違いが分かりやすく、自分好みのコーヒー、バリスタに巡り会ってほしい」と話す。
参加するバリスタは「Kotobuki焙煎」の豆を使うことができる。豆は、田村さんがアフリカなどの産地に赴き、生産者らと寝泊まりを共にしながら信頼関係を築き、直接取引で仕入れるという。田村さんは「フルーツのような香りが特徴的な豆を数多く取り扱っており、東播磨の人々にも希少でスペシャルなコーヒーを知ってもらい、味わってもらいたい」と話す。
田村さんは長年にわたりIT関連企業に勤務。忙しい時間の合間に手鍋で焙煎し、コーヒーを飲んで楽しみ、癒やされていたという。田村さんは「コーヒーは自由。誰がいれても飲む人がおいしいと思えば、それが正解。当店は全員がリスペクトし、互いに高め合う店。長年の思いを実現させた」と話す。
営業時間は10時~20時。バリスタにより変動する場合がある。