加古川の寺家町商店街(加古川市加古川町寺家町)で12月4日、甲冑(かっちゅう)や着物を着て街を歩く「時代パレード」が行われる。
商店街の年末大安売りとして知られる「誓文払い」に合わせて行われる同企画。主催は街歩きや歴史散策を通して加古川の魅力を再発見しようとする団体「ふるさと見せ隊・知らせ隊」。参加者が甲冑や着物に身を包み、商店街をパレードするのは7月に続き2回目となる。
当日は、一般参加者をはじめ、姫路市で市民ボランティアとして観光客をもてなす「姫路城甲冑隊」や地元公民館の「お茶クラブ」のメンバーも甲冑や着物で参加するという。
パレードの舞台となる「寺家町商店街」は、旧山陽道(西国街道)上にある約500メートルの商店街。江戸時代には宿場町としてにぎわい、大名行列が宿をとる「本陣」も置かれていた歴史の深い土地として地元では有名。
「ふるさと見せ隊・知らせ隊」の別所聖示さんは「加古川は旧西国街道や加古川城址(じょうし)など歴史的な遺構も多い。実際に街を歩いてみて魅力を発見するきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~12時。参加者は同商店街の西側にある「本町ふれあいサロン」に10時に集合し、甲冑や着物に着替える。参加無料。問い合わせは別所(TEL 080-5315-7634)まで。