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加古川に「鉄板焼酒場 HAYOSHI」 亡くなった友人の思いを形に

カウンター内に立つ阿比留弘光さん

カウンター内に立つ阿比留弘光さん

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 「鉄板焼酒場 HAYOSHI」(加古川市別府町、TEL 090-5062-6896)がオープンして、11月1日で2カ月がたった。経営は「RoWman」。

スタイリッシュな店内

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 「お好み焼きHAYOSHI イオン加古川店」に次ぐ2店舗目となる同店。1店舗目は、「お好み焼き はよし」から枝分かれし、イオン加古川店に出店。その後、閉店した店舗を約9年前、同社社長の阿比留弘光さんと母親が「お好み焼きHAYOSHI」として引き継いだのが始まり。

 阿比留さんは「『はよし』がイオンに出店した際、店のスタッフとして、母親を通じて、同級生の友人を紹介した。ところが、オープンして間もなく閉店することになり、友人が職を失わないようにと店を引き継いだ」と当時を振り返る。

 「2店舗目を出店したのは、昨年、その友人が突然亡くなったことがきっかけ」と阿比留さん。友人は「東京や大阪、地方に住んでいる友達が、盆や正月に帰ってきた時に、みんなで集まれるような居酒屋を地元の別府町で開きたい」と話していた。「彼が抱いていた夢をかなえたい。彼が忘れられないようにと、別府町に出店を計画した」という。

 メニューは、「お好み焼き・豚玉」(902円)、「すじ玉」(1,033円)、「モダン焼き・豚モダン」(990円)、「すじモダン」(1,121円)、「鉄板焼き せせりの塩焼き」(620円)、「とりつくねハンバーグ」(700円)、「ホルモンうどん」(1,100円)などを用意する。

 阿比留さんは「お酒に合う、素材を生かしたシンプルな味付けの一品料理とお好み焼きなどを提供する店としてオープンした。生地の口当たりが柔らかくなるための粉の調合具合は、昔から仕込みをしていた人から引き継いだもの。ソースは店内で調合している」と話す。

 阿比留さんは「お客さまに愛される店、育ててもらえる店にしたい。全力で集中して目の前のお客さまに料理を提供していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、11時~15時、17時~23時。木曜定休。駐車場7台用意。

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