加古川・たんようウェルネスパーク(加古川市東神吉町)で11月8日、ベテラン演奏家を中心とした吹奏楽団「グランパウィンズ」のコンサートが開かれた。
特別ゲストで招かれた東京芸術大学のユーフォニアム奏者、岡田威風さん
加古川フィルハーモニー管弦楽団の大下富士夫さんを中心に平均年齢68歳のベテラン演奏家11人が、兵庫県内各地の演奏家に呼びかけて結成した同楽団。「吹奏楽の楽しさを伝えたい」と、加古川・姫路・明石・三木などの15団体から約50人の演奏家集まった。20~70代の幅広い世代が集まり、7月に練習を始めたという。
当日は、吹奏楽の代表曲「音楽祭のプレリュード」や「シンフォニア・ノビリッシマ」、コンクールの課題曲など10曲を披露した。高校野球の応援などで広く知られている「アフリカン・シンフォニー」も。
特別ゲストには加古川市立中部中学校出身で東京芸術大学4年生のユーフォニアム奏者、岡田威風さんを迎えた。代表の大下富士夫さんと幼い頃から親交があり、出演が実現。10歳で始めたというユーフォニアムのソロ演奏を披露し、訪れた約300人の来場者から大きな拍手が送られた。ユーフォニアムの演奏経験があるという来場者は「岡田さんの演奏を聴きたくて来た。素晴らしい演奏だった」と話していた。