加古川の居酒屋「旬いもん屋君の名は」(加古川市加古川町篠原町、TEL 079-421-8755)が10年前、客と店主が入れ替わっていたことが分かった。
今年8月に公開されて人気となっている同名の映画は、東京の男子高校生と田舎の女子高生の体が入れ替わるが、店主の岡崎新一さんによると同店は30年前に先代の店主がオープン。店名は今回の映画とは関係ないという。
岡崎さんは「映画は気になっているが、まだ見ていない。来店客からは『あの映画が由来?』『来店客が増えたのでは?』と聞かれる」と話す。
岡崎さんは板前修業をしていた当時、同店に客として来店しており、10年ほど前に先代から店を譲り受け店主となったという。
「先代は加古川出身ではなく、知り合いもいなかった。会う人皆に『あなたの名前は』と聞いていたのでそのまま店名にした。来店客も店主も名前を名乗り、身近に感じる店にしたいという思いがこもっている」と由来を話す。
メニューは焼き鳥5本盛り合わせ(500円)、刺し身3種(900円)、カキフライ(950円)、自家製鯛(たい)みそ漬け焼き(800円)など。ドリンクメニューは生ビール中(550円)、日本酒久保田百寿(1合450円)など。
岡崎さんは「地元の人はもちろん出張で加古川を訪れる人も来店する。最近は店先の看板の写真を撮る人が多いが、そのまま店に入ってもらえれば」と期待する。
営業時間は17時~翌2時。日曜定休。