加古川市内各所で10月31日、「加古川まちかどミュージアム」が始まる。
加古川の街全体を博物館に見立て、公共施設、寺院、企業の敷地、個人宅など、さまざまな場所に、アート作品などを展示する同イベントは今年で9回目。全48会場に54ブースを設置する。
各会場の展示物は、絵画、陶芸、骨董品、雑貨、書物、音楽、生き物などジャンルはさまざま。個人宅の会場では、普段自宅の倉庫に眠っている物や、趣味で集めているコレクション品なども見ることができる。
昨年は3日間で約12000人が参加し、期間延長の声が多かったため今年は9日間に延長したという。
今年は新企画の「フォトめぐり」も行う。期間中、一般参加者が撮影した「まちかどミュージアム」の写真を、同イベント終了後公募で展示を呼び掛ける。出展は1人2点まで、出展料は500円。
同写真展は翌年1月20日から5日間。一般投票により上位3位を決定する。イベント事務局の遠藤由美子さんは「よい写真を撮影できればスマホでも上位入賞が狙える。撮影しながら巡るのも楽しみ方のひとつ」と話す。
「作品を見るだけでなく人物に会えるのも当イベントの魅力」と遠藤さん。「プロだけではなく市民が集まって開いしている。アートを通じて楽しいつながりがたくさん生まれてくれたら」と期待を込める。
11月8日まで。