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新ご当地グルメ「加古川ギュッとメシ」完成 牛肉をつかいこなすまちに

「加古川じゃらん(ギュッとメシ編)」で「加古川ギュッとメシ」をPRする同市長の岡田康裕さん

「加古川じゃらん(ギュッとメシ編)」で「加古川ギュッとメシ」をPRする同市長の岡田康裕さん

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 加古川市(加古川市加古川町)が企画する「新ご当地グルメ開発」で2月9日、「加古川ギュッとメシ」の完成披露試食会が行われた。同企画は「加古川市観光まちづくり戦略」の一環。

仕事の合間に駆け付けた参加者の様子

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 同市の観光実態調査で「昼食を伴わない日帰り客が多い」という課題を解決するため、新ご当地グルメの開発に取り組んできた。昨年8月から月1回、市内飲食店と市民によるワークショップを6回開催。市内9店舗でそれぞれ「加古川ギュッとメシ」の企画を進めた。

 試食会は11時から開始、加古川プラザホテル(加古川市加古川町)に7店舗が出店した。先着100人で催された本会は、開始30分前には50人を超える列ができるほどに。友人と参加する地元の人をはじめ、仕事の合間に駆け付ける人や、子連れで参加する人の姿など、150人を超える参加者が新ご当地グルメを楽しんだ。

 開始30分前に到着した参加者の江村識子(さとこ)さんは「加古川はB級グルメとしてかつめしも美味しいが、実は焼き肉も美味しく、全国から食べに来てもらえたらうれしい」と話す。「加古川に来てもらい、市内で一日中楽しめる、そんなまちになれば」とも。

 同市の観光戦略策定に協力する「じゃらんリサーチセンター」の田中優子さんは「ご当地グルメで肉を使用するとなると、高額になることが多い。今回は地元と各店舗の努力で、かなりリーズナブルに提供することができている。外から遊びに来る人だけでなく、地元の人にも気軽に楽しんでもらえるのではないか」と話す。

 同日から「加古川じゃらん(ギュッとメシ編)」も発行開始。市内9店舗の魅力を伝える。発行部数1万部、無料配布。

 「加古川ギュッとメシ」の提供店舗は「和食処 おおつぼ」「有機茶房 ごえん」「やさしい男の料理 ひなた」「創作酒房 駄駄」「アメリカンスタイルレストラン HEROES」「焼肉 京城苑」「かき料理 かき庄」「焼肉 志方亭」「フレッシュピックル」の9店舗。

 同市観光振興課の辰巳公哉さんは「加古川はブランド牛が多いため、『牛肉をつかいこなすまち』としてPRできればと考える」と話す。「9店舗でスタートした取り組みだが、今後も新規提供店舗を募集している。ぜひたくさんの店舗に参加してほしい」と呼び掛ける。

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