加古川駅前のたい焼き店「鯛焼工房やきやきや」(加古川市加古川町、TEL 079-427-5176)の店長が4月、2代目に代替わりした。
先代店長の多加茂さんが創業から14年経営してきた同店。多加さんの引退に伴い、後継者として2代目に決まった宮脇利英さんは、地元加古川市寺家町出身で、もともとは同店のファンの一人だったという。地元加古川への愛着と店の伝統を引き継いで味をつないでいきたいという思いから、2代目店長の道を選んだ。
宮脇さんは「伝統の味を引き継ぐことは、同時に職人としての厳しさを引き継ぐこと。先代からの指導で、自家製餡の作り方や焼き上がりまでの手順を一つ一つ覚えていった」と話す。「今は毎朝6時から仕込みを始め、自家製あんの固さや味を確かめている」とも。
安全安心のおいしいたい焼きを食べてもらいたいと、加古川市八幡町の「オクノ」の卵、北海道で減農薬栽培された小豆など、先代と同様の原材料を使う。
宮脇さんは「これからも先代の味を守りながら、加古川の皆さまに愛されるたい焼きを作っていきたい」と話す。たい焼きは1個115円。
営業時間は10時~19時。月曜・火曜定休。