加古川市民会館(加古川市加古川町)で5月14日、名人戦で使われた盤駒に触れる親子向け将棋イベント「第5回 日本の伝統文化 将棋の世界をのぞいてみよう」が開催される。主催は、いつつ(兵庫県神戸市)。
「ホンモノの伝統文化を世界中の子どもたちのすぐそばに」という理念の下、親子向けの将棋入門教室などを開催している同社。これまで神戸や明石、東京などで親子向けの将棋イベントを開催し、今回が5回目。加古川での開催は初めてという。
主催者の尾崎久恵さんは「将棋のまち加古川で、ずっと開催したいと思っていた。加古川は、将棋教室自体は多いが、将棋を経験したことのない人を対象としたものは少ない」と話す。
当日は、将棋の歴史や道具についてクイズ形式で学ぶことができる「将棋ってなあに?」や、生まれて初めて将棋に触れる人でも楽しく学ぶことができる体験教室を行う。目玉として、昨年行われた名人戦第3局、佐藤天彦名人と羽生善治3冠の対局で実際に使われた盤駒に触れられる企画を用意する。
主催者の金本奈絵さんは「『3月のライオン』や藤井総太さんなどの影響で、将棋が注目されている。将棋に興味を持つだけでなく、実際に触れてみて、継続的に将棋を楽しむ人が増えてほしい」と意気込む。
今後も将棋入門イベントを開催していく予定。依頼があれば、将棋入門イベントの開催や、将棋教室の紹介も行う。